01_疑似言語とは

はじめに

この資料では、基本情報技術者試験(科目B)で使用される擬似言語について解説します。擬似言語とは、IPA(情報処理推進機構)が試験専用に設計した、特定の実装環境を持たない抽象的なプログラミング言語です。


擬似言語の目的


特徴


主な構文例(科目B擬似言語)

● 変数の宣言

整数型: num
文字列型: name
実数型: rate
論理型: flag

● 代入

num ← 10
name ← "Taro"
flag ← true

● 条件分岐(比較演算は日本語で表現)

if ( num が 5 より大きい )
    name ← "OK"
endif
if ( num が 5 より大きい )
    name ← "OK"
else
    name ← "NG"
endif

● 繰り返し(while)

while ( num が 10 未満 )
    num ← num + 1
endwhile

● 繰り返し(ループカウンタ使用)

for ( i を 1 から 5 まで 1 ずつ増やす )
    sum ← sum + i
endfor

● 関数の定義・呼び出し

○整数型: Add(整数型: A, 整数型: B)
    整数型: result
    result ← A + B
    return result

呼び出し例:

total ← Add(x, y)

理解度チェック問題

問題01-1:擬似言語の定義

擬似言語について正しく説明しているものを1つ選びなさい。

解説を表示 正解:**ウ** IPAが試験用に設計した仮想言語で、実行環境は存在しません。

問題01-2:擬似言語の用途

擬似言語が使われる理由として最も適切なものを選びなさい。

解説を表示 正解:**イ** 擬似言語は、実装力ではなくアルゴリズムの理解力を測るために用いられます。

問題01-3:擬似言語の特性

擬似言語に関する記述として正しくないものを1つ選びなさい。

解説を表示 正解:**ウ** 擬似言語はWeb開発などの実務で使われるものではありません。

問題01-4:構文に関する知識

擬似言語で条件分岐を表現する正しい構文はどれか。

解説を表示 正解:**イ** 擬似言語では、比較演算を日本語で表現し、代入には ← を使います。