C言語を使う準備

1. Visual Studio をインストールする

1 次のサイトにアクセスして Visual Studio Community(無料版)をダウンロードする
https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/community/
2 インストーラーを起動し、ワークロードの選択画面で
「C++によるデスクトップ開発」 にチェックを入れてインストールする
⚠ インストールには時間がかかる(数十分)。容量も数GB必要になる。

プロジェクトの作成(最初の1回だけ)

Visual Studio では、プログラムを「プロジェクト」という単位で管理する。
授業では 1つのプロジェクトを使い続けて、ファイルを追加していく。

1 Visual Studio を起動して「新しいプロジェクトの作成」をクリックする
2 検索欄に と入力し、「空のプロジェクト」(C++)を選ぶ
※「Windowsデスクトップウィザード」などは選ばないこと
3 プロジェクト名を c_lesson などにして、保存場所を指定して「作成」をクリックする
⚠ プロジェクト名やフォルダのパスに 日本語・スペース が入るとエラーになることがある。英数字のみにする。

最初のプログラム(Hello World)を書いて実行する

ソースファイルを追加する

1 右側の「ソリューション エクスプローラー」で
「ソース ファイル」 フォルダを右クリック →「追加」→「新しい項目」をクリックする
2 「C++ ファイル (.cpp)」を選び、ファイル名を 01_helloWorld.c にして「追加」をクリックする
⚠ 拡張子を .c にすること(.cpp のままにしない)。
C++ と C はルールが少し違うため、この授業では必ず .c を使う。

プログラムを書く

3 開いたファイルに次のコードを書く
01_helloWorld.c
#include <stdio.h>

int main(void)
{
    printf("Hello, World!¥n");
    return 0;
}

実行する

4 キーボードの Ctrl + F5 を押す(またはメニューの「デバッグ」→「デバッグなしで開始」)
5 コンソールウィンドウに次のように表示されれば成功
Hello, World!
✅ Ctrl+F5 は「デバッグなし実行」。実行後にウィンドウが自動で閉じないので結果を確認しやすい。

2つ目のプログラムを書いて実行する

2つ目のプログラムを追加する前に、前のファイルをビルドから除外する必要がある。
理由は、プロジェクト内に main 関数が2つ存在するとエラーになるためである。

✅ 「ビルドから除外」はファイルを削除しない
ソリューション エクスプローラーに残ったまま、いつでも開いて中身を参照・コピーできる。

手順

1 ソリューション エクスプローラーで 01_helloWorld.c を右クリックして
「プロパティ」 を開く
2 プロパティ画面の 「ビルドから除外」はい にして「OK」をクリックする
3 「ソース ファイル」フォルダを右クリック →「追加」→「新しい項目」で
ファイル名を 02_keisan.c にして追加する
4 次のコードを参考に、自分の名前や好きな文章を表示するプログラムを書いて Ctrl + F5 で実行する
02_myName.c
#include <stdio.h>

int main(void)
{
    printf("私の名前は Yamada Taro です。¥n");
    printf("よろしくお願いします。¥n");
    return 0;
}
私の名前は Yamada Taro です。
よろしくお願いします。
printf("...")"..." の中の文字がそのまま表示される。
自分の名前や好きなメッセージに変えて試してみよう。

ビルド対象・除外の確認

ビルドから除外されたファイルはソリューション エクスプローラー上でアイコンが変わる(薄くなる・バッジが付く)。

状態意味
通常アイコンビルド対象(実行される)
アイコンが薄い / バッジありビルドから除外済み(参照のみ)

Ctrl+F5 を押すと何が起きているのか

プログラムを実行するとき、C言語のソースファイル(.c)がそのまま動くわけではない。
内部では次の変換が自動的に行われている。

C言語のソースファイル
01_helloWorld.c
人間が読める形
変換する
コンパイラ
(cl.exe)
実行ファイル
c_lesson.exe
コンピュータが実行できる形

それぞれの意味

用語意味
ソースファイル(.c 人間が書いたプログラム。そのままではコンピュータは実行できない
コンパイラ ソースファイルをコンピュータが実行できる形に変換するソフトウェア。
Visual Studio には cl.exe というコンパイラが含まれている
コンパイル コンパイラがソースファイルを変換する作業のこと
実行ファイル(.exe コンパイルによって生成されたファイル。コンピュータがそのまま実行できる

Ctrl+F5 の内部の流れ

1 コンパイル.c ファイルを読んで、文法が正しいか確認しながら .exe に変換する
2 実行:生成された .exe ファイルをそのまま起動する
⚠ コードに文法の間違いがあると、コンパイルの段階でエラーが出て .exe は作られない。
エラーメッセージが出たときは「コンパイルエラー」が起きていると考える。
✅ 今後の授業で「コンパイル」「コンパイルエラー」という言葉が頻繁に出てくる。
「ソースファイルを実行ファイルに変換する作業」のことだと覚えておこう。

ファイルの命名ルール

ファイル名は 番号_内容.c の形式で統一する。

01_helloWorld.c    ← ビルドから除外済み
02_myName.c        ← ビルドから除外済み
03_if_bunki.c      ← ビルド対象(今実行するもの)
✅ 番号を付けると授業の進み具合と対応させやすく、「前のコードをコピーして使う」ときも探しやすい。
⚠ ファイル名に 日本語・スペース は使わない。英数字とアンダースコアのみにする。

まとめ

やることタイミング
プロジェクト作成最初の1回だけ
前のファイルを「ビルドから除外」新しいプログラムを作るたびに
新しい .c ファイルを追加してコードを書く新しいプログラムを作るたびに
Ctrl + F5 で実行(コンパイル→実行)実行するたびに