プログラムを構成する最小単位のルールを学ぶ。
セミコロン・ブロック・コメント・空白の4つが核心。
C言語では、1つの処理のまとまりを文(statement)と呼ぶ。
文の終わりには必ずセミコロン ; を付ける。
int x = 10; // 変数の宣言と初期化(1つの文)
x = x + 1; // 値の更新(1つの文)
セミコロンは「ここで1つの命令が終わった」とコンパイラに伝える記号である。
付け忘れはコンパイルエラーになる最も多いミスのひとつ。
✅ 正しい
int x = 10;
❌ エラー(セミコロンなし)
int x = 10
{}複数の文をひとまとまりとして扱いたい場合は、中括弧 {} でくくる。
この範囲をブロックと呼ぶ。
{
int a = 5;
int b = 3;
a = a + b;
}
main 関数の本体も、if や for の処理範囲も、すべてブロックで書く。
ブロック自体の後ろにはセミコロン不要(関数定義など)。
コメントはプログラムの説明書きで、コンパイラには無視される。
C言語では2種類の書き方がある。
| 種類 | 書き方 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 1行コメント | // コメント |
短い説明・コードの補足 |
| 複数行コメント | /* コメント */ |
まとまった説明・一時的なコード無効化 |
// これは1行コメント
/*
これは
複数行コメント
*/
int x = 10; // 行末にも書ける
/* */ はネスト(入れ子)できない。/* /* */ */ は文法エラーになる。
C言語では、トークン(キーワードや記号など)の間に入れる空白・改行は自由である。
コンパイラは空白や改行を無視して処理する。
詰めて書いても
int x=5;
空白を入れても
int x = 5 ;
どちらも同じ意味になる。ただし読みやすさのために、次のルールを守ることが推奨される。
a = b + c)| 構文要素 | ポイント |
|---|---|
セミコロン ; | 文の終わりに必ず付ける。忘れるとコンパイルエラー |
ブロック {} | 複数の文をひとまとめにする。関数・条件・繰り返しで使う |
| コメント | //(1行)または /* */(複数行)。コンパイラには無視される |
| 空白・改行 | 自由だが、インデントを統一して読みやすく書く |
Q1. 次のうち、正しいC言語の文はどれか。
正解:イ
文の終わりにはセミコロンが必要(ア)。== は比較演算子なので代入には使えない(ウ)。= がない(エ)もエラー。
Q2. 複数の文をまとめるために使う記号はどれか。
正解:ウ
中括弧 {} を使って複数の文を1つのブロックにまとめる。
() は関数呼び出し・条件式、[] は配列、"" は文字列に使う。
Q3. C言語のコメントの書き方として正しいものはどれか。
正解:イ
C言語のコメントは //(1行)または /* ... */(複数行)。
-- はSQL、# はPython・C言語のプリプロセッサ指令に使う記号。
Q4. 次のコードについて正しい説明はどれか。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int a = 3;
int b = 4;
int sum = a + b;
return 0;
}
正解:ウ
各文はセミコロンで正しく区切られており、a + b の結果を sum に代入する構文として問題ない。
ただし printf がないため、このプログラムを実行しても画面には何も表示されない。