03 C言語の基本構文

プログラムを構成する最小単位のルールを学ぶ。
セミコロン・ブロック・コメント・空白の4つが核心。


03-1 文とセミコロン

C言語では、1つの処理のまとまりを文(statement)と呼ぶ。
文の終わりには必ずセミコロン ; を付ける。

int x = 10;       // 変数の宣言と初期化(1つの文)
x = x + 1;        // 値の更新(1つの文)

セミコロンは「ここで1つの命令が終わった」とコンパイラに伝える記号である。
付け忘れはコンパイルエラーになる最も多いミスのひとつ。

✅ 正しい

int x = 10;

❌ エラー(セミコロンなし)

int x = 10

03-2 ブロック {}

複数の文をひとまとまりとして扱いたい場合は、中括弧 {} でくくる。
この範囲をブロックと呼ぶ。

{
    int a = 5;
    int b = 3;
    a = a + b;
}

main 関数の本体も、iffor の処理範囲も、すべてブロックで書く。
ブロック自体の後ろにはセミコロン不要(関数定義など)。


03-3 コメントの書き方

コメントはプログラムの説明書きで、コンパイラには無視される
C言語では2種類の書き方がある。

種類書き方使いどころ
1行コメント // コメント 短い説明・コードの補足
複数行コメント /* コメント */ まとまった説明・一時的なコード無効化
// これは1行コメント

/*
  これは
  複数行コメント
*/

int x = 10;   // 行末にも書ける
/* */ はネスト(入れ子)できない。/* /* */ */ は文法エラーになる。

03-4 空白と改行

C言語では、トークン(キーワードや記号など)の間に入れる空白・改行は自由である。
コンパイラは空白や改行を無視して処理する。

詰めて書いても

int x=5;

空白を入れても

int   x  =  5  ;

どちらも同じ意味になる。ただし読みやすさのために、次のルールを守ることが推奨される。

✅ 読みやすいコードを書く習慣は、バグを減らし、他人(と未来の自分)が理解しやすくする。

03-5 まとめ

構文要素ポイント
セミコロン ;文の終わりに必ず付ける。忘れるとコンパイルエラー
ブロック {}複数の文をひとまとめにする。関数・条件・繰り返しで使う
コメント//(1行)または /* */(複数行)。コンパイラには無視される
空白・改行自由だが、インデントを統一して読みやすく書く

03-6 理解度チェック

Q1. 次のうち、正しいC言語の文はどれか。

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正解:イ

文の終わりにはセミコロンが必要(ア)。== は比較演算子なので代入には使えない(ウ)。= がない(エ)もエラー。

Q2. 複数の文をまとめるために使う記号はどれか。

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正解:ウ

中括弧 {} を使って複数の文を1つのブロックにまとめる。
() は関数呼び出し・条件式、[] は配列、"" は文字列に使う。

Q3. C言語のコメントの書き方として正しいものはどれか。

解説を表示

正解:イ

C言語のコメントは //(1行)または /* ... */(複数行)。
-- はSQL、# はPython・C言語のプリプロセッサ指令に使う記号。

Q4. 次のコードについて正しい説明はどれか。

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    int a = 3;
    int b = 4;
    int sum = a + b;
    return 0;
}
解説を表示

正解:ウ

各文はセミコロンで正しく区切られており、a + b の結果を sum に代入する構文として問題ない。
ただし printf がないため、このプログラムを実行しても画面には何も表示されない。