この章では、C言語における基本的な構文を学びます。プログラムを構成する要素のうち、「文(ステートメント)」「ブロック」「コメント」「空白と改行」などについて理解を深めます。
C言語では、1つの処理を「文(statement)」として記述し、文の終わりにはセミコロン ; を付けます。
int x = 10;
セミコロンは「ここで1つの命令が終わった」とコンパイラに伝える役割があります。
複数の文をまとめて一つの単位にしたい場合は、中括弧 {} を使ってブロックを作ります。
{
int a = 5;
int b = 3;
a = a + b;
}
関数や条件分岐、繰り返し構文の中では、このようにブロックを使って複数の文をまとめます。
コメントは、プログラムの説明やメモを記述するために使います。コンパイラはコメントを無視して処理します。
// を使います。/* ... */ で囲みます。// これは1行コメントです
/*
これは複数行の
コメントです
*/
C言語では、改行や空白は自由に入れることができます(ただし、キーワードや記号の途中では使えません)。
次の2つはどちらも同じ意味になります:
int x=5;
int x = 5 ;
読みやすさのために、適切な空白やインデント(字下げ)を使うことが推奨されます。
Q1. 次のうち、正しいC言語の文はどれか。
ア. int x = 10
イ. int x = 10;
ウ. int x == 10;
エ. int x 10;
解説を表示
正解:イ
解説: 文の終わりにはセミコロンが必要です。== は比較演算子であり、代入ではありません。
Q2. 複数の文をまとめるために使う記号はどれか。
ア. ()
イ. []
ウ. {}
エ. ""
解説を表示
正解:ウ
解説: 中括弧 {} を使うことで複数の文を一つのブロックとしてまとめることができます。
Q3. 次のうち、C言語におけるコメントの記述として正しいものはどれか。
ア. -- これはコメントです
イ. // これはコメントです
ウ. ## これはコメントです
エ. ** これはコメントです
解説を表示
正解:イ
解説: C言語では // で始まる1行コメントと、/* ... */ による複数行コメントが使用できます。
Q4. 次のコードについて正しい説明はどれか。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int a = 3;
int b = 4;
int sum = a + b;
return 0;
}
ア. 文がつながっていてエラーになる
イ. 空白がなくてエラーになる
ウ. 正しく動作して合計を計算する
エ. セミコロンが1つ足りないためエラーになる
解説を表示
正解:ウ
解説: 各文はセミコロンで正しく区切られており、a と b の合計を変数 sum に代入する構文として問題ありません。
; を付ける。{} を使ってブロックを作る。// または /* ... */ を使う。基本的な構文の理解は、今後のC言語プログラムを正しく書くための土台となります。